Aug 04, 2011

自己破産は避けるべきだと思う。

もし自分が借金を返済できない状況に追い込まれたとしても、自己破産という手段だけは行使しないように弁護士のだ。自己破産は確かに甘い蜜のようなものかもしれないが、次の不幸だ。一切のローンとクレジット契約は、パートナーがいない。これは、クレジットカード時代の現代は、自分の行動に制限をかけてしまうことが生活に支障がみられるからだ。
任意整理を確実にいけるように工夫が必要だと私は思っています。和解の方向性もきちんと立てておかなければならないことです。初心者や経験のない人は苦労が多いかもしれませんが、一度作って、自信もつくでしょう。任意整理のようなことは、内容を説明するだけでもすごいことですね。確かに調べてみましょう。
 2011年のグッドデザイン大賞が11月9日に発表される。
 大賞の候補作品を展示する「GOOD DESIGN EXHIBITION 2011」(東京ミッドタウン・デザインハブ)に出かけた。例年になく気になるデザインがいっぱい。なぜだろうか? どうやら今年のグッドデザインの応募作品が、外っつらだけの美しさではなく、私たちの心に響くものであるからのような感じがする。

【郷好文の“うふふ”マーケティング:そのデザインは“適正”? 震災の年のグッドデザイン賞から見えてきたこと】

 それを引っ張りだしたのが、今年のデザインテーマ“適正”。“適正”って何だろう? グッドデザイン賞審査委員長の深澤直人氏(プロダクトデザイナー)はこう説明する。

 今年選出されたデザインが、将来の私たちの生活に適正に溶け込んでいくであろうということを基準に審査に臨みました。それは言うまでもなく、日本のみならず地球上のすべてが体験したと言える東日本の地震と津波による被害、そしてそれによってもたらされた原子力発電所の事故や人びとの不安に起因しています。

 東日本大震災後、消費者は暮らしの必需品と、心に響く必需品だけを買うようになった。デザインもそれに呼応して、飾るだけのデザイン、単にほかと差別化しているだけのデザインは鳴りを潜めた。なぜそういうデザインをするのか、なぜその素材を選ぶのか、暮らしに不可欠なのか、そもそも買うべきなのか。説明が付かないと買われない。そんな雰囲気すらある。

 華飾が不要になったとすると、デザインは軽視されるようになったのか? そうではなさそう。デザインは以前に増してもっと大切になった。何らかの筋道を立てる上で重要になった。どうやらそれが適正につながっている。

 “適正なデザイン”とはいったい何なのか? 展示場を歩いて考えてみた。

●適正をめぐるデザイン散歩

 56点の展示品から3つのメッセージを私は感じた。まず1つ目は「適正な灯りのデザイン」。

画像:パナソニックのLED電球、東芝のLED防水ライト、ほか
(http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1110/27/news008.html)

 震災後の電力不足で、被災地だけでなく首都圏でも灯りが乏しくなった。電力のありがたさ、貴重さを改めて感じた。パナソニックのLED電球はクリア素材で光源のLED構造を見せたのが新鮮だ。東芝のLED防水ライトは、懐中電灯らしくないデザインで枕元に置けるし、立てて光らせるとその光輪が間接照明にもなる。

 山田医療照明の手術用照明器は、高演色のLEDを光源として明るく省電力なだけでなく、従来のハロゲン灯であった発熱を抑え、赤(=血)を正確に映す。大與のお米のろうそくは、無香料、無着色、純植物性で米ヌカから採取したロウで作られた。垂れも湯煙もほとんど出ない。

 LED時代を象徴する構造と照明美。命を適切に照らす灯り。人にやさしい灯り。灯りはそもそも人工的なものだが、人の心に一歩も二歩も近付いた印象があった。

 2つ目は「土をめぐるデザイン」。

 日鐵住金建材の斜面安定化工法は、木の根っこをヒントにした“人工根”。これを斜面に植えこみ、森林保全と斜面の防災の両立を図る自然工法。

 これまで私たちは森林を根こそぎ切り取り、コンクリートで斜面を覆ってきた。醜くしてスマなかったな、自然よ。

 相田合同工場の踏み鋤は、家庭菜園用の“デザイン農具”。形状がユニークだし、仕上がりに職人技の美しさがある。使うのがモッタイナイ。展示したい農具はとても新鮮。

 未曾有の自然災害に遭ったおかげで、私たちは自然とどう付き合うか考え出した。自然ともっと自然に付き合おうぜ。

 3つ目は「ソーシャル・デザイン」。

 本田技研工業のカーナビゲーションシステム「インターナビ」は、震災翌日の3月12日から“通れる道”の情報を公開した。インターナビ会員からの実際の通行情報「フローティングカーデータ」をリアルタイムに集めて、通行実績をナビ上で公開。みんなで通れる道を知らせ合う仕組みだ。似た仕組みを作って、物資の供給・集積情報やボランティア情報が見えればもっといいな。

 走行情報が人と人をつないだ。刻々と変化する光にはみんなの善意が生きている。情報デザインが人と人をつないだ一瞬。ソーシャルがデザインと融合したHONDAのナビ、私は大賞に最も近いと感じた。

●人を自然に振る舞わせるデザイン

 ところで、“適正”を英語でどう伝えているのか気になった。英文版のサイトでは「to be reasonable」とある。「理性のある、分別のある」という意味で、まあ“適正な訳”だろう。

 なぜ気になったかというと、深澤氏といえば「without thought」だから。

 深澤直人著『デザインの輪郭』にあった話。雨の日に玄関に入った。傘をたたんだ。傘立てがなくて、たまたま床にタイルがあり、幅7ミリの目地に傘の先を当てて壁に立てかけた。誰もが無意識にする行為。そういう“考えずにする行為”を英語で何ていうんだ? と深澤氏がネイティブに聞いた答えがwithout thoughtだった。深澤氏が「thoughtlessという言葉もあるが」と問うと、「それはむしろ周りに配慮ができない人を指す」と言われた。

 私たちは暮らしにも地域にも地球にも、thoughtlessでありすぎた。reasonableになるためにどうしたらいいのか? 答えは深澤直人氏のデザインからも見えてきた。

 ジャクエツ環境事業のFRP製の遊具「CUBE」。「何だろう?」と思わせるカタチだが、「通り抜ける」「滑り降りる」「よじ登る」など子どもは“考えずに”遊びだす。人を自然に振る舞わせるのがデザインの本来の役割なのだ。

 ワン・モア・メッセージ。子どもたちに責任をもって伝えられるものだけを作ること、それこそが“適正”なデザインのあり方だと思う。

[郷好文,Business Media 誠]


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