Jan 28, 2011

塾講師として就職するために必要な

塾講師になるために普通の就職活動のように仕事を雑誌やインターネットの情報で応募することから開始します。塾講師は職業上の国家資格が必要なような感じがありますが、資格などは一切必要ありませんのでご安心ください。しかし、塾などに採用されるためには、筆記試験、実技などがあるので、しっかりと総合的な勉強をする必要があります。
学生時代の家庭教師アルバイトとは別に、大人になって塾講師という仕事をするようになった後、偶然に学校で見ていた子供が学校をやめた後、家に来て与えることになり、家庭教師を取り上げたのが3回くらいあった。果たしてその子とは交流が継続してもメールのやり取りがあって、何か変わったものがあると知らせてきたこともある。生徒の成長の姿を見ることは一つの喜びは、仕事をして良かったと思う瞬間でもある。
前回までは英語学習のポイントや便利な言い回しなど、今後の英語学習に役立つ内容を書いてきたが、今回は趣向を変えて「オンライン英会話」の実情を紹介しよう。オンライン英会話は講師と受講者が Skype を通じて1対1で英会話を楽しみ、学習するものだが、Skype の先にある運営の現場でどのような努力を続けているかはほとんど明らかにされていない。私のような日本人スタッフと、毎日オンライン英会話を教えている多くのフィリピン人講師との間で何が起きているのか、今回はその裏側を公開したいと思う。

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私が主宰する『ぐんぐん英会話』は、他のオンライン英会話サービスと異なり、講師自宅やインターネットカフェからのレッスンは行わず、フィリピン中心部に設けた大規模コールセンターに講師を通勤させ、一元管理のもと生徒様に向けて日々レッスンを提供している。レッスンの質を保ち、講師の管理を徹底する為にこの運営体制をとったのだが、毎日数百名の講師と顔をあわせて仕事をしていると、フィリピン人と日本人との間には多くの"違い"があることを実感する。その"違い"で喜ばしいものもあるが、多くが壁となって私の前に立ちふさがり、日々壁を乗り越えようともがいているのが実情だ。

● "働く"ということに対する意識の壁

私が『ぐんぐん英会話』のサービス構想を練っていた2年半前、同じアジアでありながら、日本とフィリピンには様々な文化の違いがあり、生活するのは大変だろうと予想していた。しかし、"住めば都"という言葉がある通り、今まで特段ストレスを感じることなくフィリピンでの生活を楽しんでいる。

そんな私が日々の業務で感じる大きな壁。それは日本人とフィリピン人の「労働意欲」の違いである。内情を暴きすぎかもしないが、日本では信じられないほど、講師は頻繁に仕事を休む。ここで言う事ではないが、ご迷惑をおかけしている生徒様も多くいて、申し訳ないと日々感じている。

何故、彼らは簡単に休むのか。講師が休む理由ベスト3を紹介してみよう。

「1位:体調不良」:彼らは頻繁に体調を崩す。センター内の自室で仕事をしていると、一時間に一回は、風邪はもちろん、食中毒、目眩、一番驚いたのが"肘が痛い"といった訴えを耳にする。講師が患った様々な症状を報告するマネージャーからのスカイプコールが鳴るのだ。日本人は健康なんだと、思うようにしている。

「2位:交通機関の遅れ」:定員オーバーによる電車の運行ストップ、ジプニー(乗合バス)のタイヤのパンクなどは日常茶飯事で、「公共交通機関」という概念はフィリピンには無いことを知った。そして、マニラ名物の渋滞。私もよく被害にあうが、移動時間が全く読めず、普段15分で着く所が2時間近くかかる時もある。交通機関の遅れは講師の責任ではないのだが、毎日センターに出勤していると、使い勝手の良いこの理由でずる休みをしているな、という勘が働くようになった。弊社が用意した寮の同じ部屋に住み、同じ時間帯に出勤予定の講師の同僚の一人が、堂々とこの理由で休むことが多々ある。そして、後日、彼らは全く悪びれることがない。

「3位:洪水」:日本ではありえない理由だが、これも頻繁にある。主な犯人は、マニラ名物の台風。まだまだ下水システムが整っていないからか、台風シーズンになると一週間のうちの半分近く、道路が洪水状態になることがある。日本では考えられないが、自宅で目覚めのコーヒーを飲んでいる時に、「家の前が洪水です。家から出られません」なんてメールが講師から届く事にも慣れてしまった。

フィリピン人にネガティブな印象を抱かれた方も多くいるかと思う。私も仕事をはじめた当初、とても戸惑い、今も仕事をする仲間として彼らの「労働意欲」は変えていかなければいけないと思っている。ただ、これがフィリピンという国の常識だと受け入れることも、彼らと共に働くうえで大切なことだと最近は感じている。

「労働意欲」は注意したり、減給するだけでは変わらない。今も試行錯誤している段階だが、今まで私が担当していた業務を徐々にフィリピン人講師に委譲し、一講師では担うことのない責任が発生するポジションを作ったり、生徒様からの予約が多い講師や、レッスンの評判が良い講師にはボーナスを出したりと、「労働する意欲と責任」を芽生えさせる環境作りに注力している。優れた企画を考えだすことや、提携先を見つけるために企業に営業するだけでなく、社員が前向きに働きたいと思う環境を作ることが、社長である私の役目ということを認識できるようになった。

● フィリピン人の英語も実は完璧ではない〜その背景とは?

普段、講師達はタガログ語で話していて、私もだいぶ話せるようになった。タガログ語の言語感覚が残っているのか、実は、フィリピン人が良く間違う英語の言い回しというのがある。「こんなこと、紹介して大丈夫?」という声もありそうだが、少しだけ紹介しよう。

「Open the AIRCON!」

エアコンを開けて?掃除するの?日本人だけでなく欧米人も「?」と感じるだろう。正しくは「Turn on the Aircon」である。なぜOpenなのか。どうやら、タガログ語では【スイッチをつける】は【あける】という単語と同じようなのだ。そのため、英語でも、「Open the PC」と間違う人が多い。

「I went here」

実は「来ましたよ」と言いたいのだが、直訳すると「私はここに行きました。」となってしまう。これもタガログ語が影響している間違いだ。タガログ語では【行く】も【来る】も同じ単語が使われるので、多くのフィリピン人は【go】と【come】の違いが曖昧で、たまに受講者も混乱させてしまっている。

他にも幾つかあるが、あまり紹介するとフィリピン英語のイメージが心配なのでこの辺で。皆さんフィリピン人の英語大丈夫?と思われたかもしれないが、大丈夫!何故なら、よくよく聞いてみたら、皆さんの日本語も実はおかしいことが多々あるように、言葉は「何を伝えるか」のツールであって、学問としての正解はないからだ。文法や言葉の使い方が間違っていても、相手に伝わればコミュニケーションは楽しめる。「講師もたまに英語を間違えるかも」くらいに思っていれば、少し肩の力が抜けてオンライン英会話をもっと楽しめるはずだ。

(執筆:ぐんぐん英会話 主宰 谷口友洋)
 


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